復刻版高等科国史

◆商品名：[復刻版]高等科国史こんな教科書が欲しかった! 日本が神国として戦った時代の理念を引き受けた歴史的な著作 世に出ることのなかった“幻の教科書" 国民学校高等科（今の中学1、2年生）が学ぶ国史 迷える現代人が、GHQに断絶され失われたものに気付く祖先と我々をつなぐ物語 戦後、GHQは何を恐れ発禁にしたのか・ 戦禍の拡大によりほぼ未使用の上巻、未刊行となった下巻をこの1冊に! 当時の日本政府は、13〜14歳の子どもたちに何を求めていたのか・ 『復刻版初等科国史』の理念と魂はそのままに、読み応え十分な深堀り日本の歴史 格調高い言葉で綴られる、天皇を中心とした政治、文化 原書から再現 挿絵 写真 図版 外来思想を無原則に受け入れることが、わが国の神国たる伝統、言葉を変えれば国体や国家的アイデンティティを失わせるという批判は、本書において、特に明治維新後の近代化に対する批判としても行われている。(中略) わが国が外来思想・文化への崇拝に陥り、本来守るべき伝統的価値観を失うことが、外国からの侵略以上に重大な危機をもたらすのだ。 (三浦小太郎 解説より) 『高等科国史』について 昭和16年3月の国民学校令の施行により、尋常小学校・高等小学校は国民学校初等科・高等科に改組され、昭和19年4月から義務教育が高等科(今の中学1、2年に相当)まで延長されることとなった。そのため、各教科の教科書は8年間の義務教育を前提として作られることになる。 国史については、『初等科国史』を平易な物語調の文体とし、子供たちが我が国の歴史の流れを、興味をもって学習・理解できるよう工夫されていた。『高等科国史』では、文語体が混用された高度な文章となり、初等科で学んだ歴史の大枠を前提として、さらに知識を肉付けしていく内容となっている。この二つの教科書により、国民学校における国史教育は完結するはずであった。 しかし、戦況の悪化により高等科の義務教育化は延期となり、昭和19年4月から高等科生徒の勤労動員が本格化した。決戦体制下の昭和20年3月には、国民学校初等科を除く全学徒が総動員されることになり、4月には高等科の授業も 停止された。そのため、『高等科国史』上巻はほとんど授業で使用されず、下巻はついに発行されないまま、終戦の日を迎えた。 目次 神勅 御歴代表 第一　肇国 第二　皇威の伸張 第三　大化の改新 第四　奈良の盛世 第五　平安の御代 第六　京かまくら 第七　建武の中興 第八　室町と戦国 第九　安土と桃山 第十　幕府と大名 第十一　伝統の発揚 第十二　幕末の世局 第十三　明治の維新 第十四　国勢の発展 第十五　国威の宣揚 第十六　大正の御代 第十七　昭和の宏謨 年表 用語説明 解説　三浦小太郎