オトテール（1674-1763） / リコーダーによる作品集　本村睦幸、上村かおり、郡司和也 【Hi Quality CD】

出荷目安の詳細はこちら商品説明オトテール生誕350年記念日本の名手たちが結集した決定的名盤の登場日本のリコーダーの名手、本村睦幸が、2024年のジャック・オトテール生誕350年を機に、リコーダー奏者の立場からその魅力を浮かび上がらせようとするアルバム。楽器製作家、斉藤文誉により、可能な限り当時の仕様に忠実に再現されたシングルホールのリコーダーを用い、オトテールの残した運指に則って演奏。名手、上村かおり、郡司和也の共演を得、音ひとつひとつがさまざまな色彩と陰影に富む魅惑の音世界をお楽しみください。カスタムメイド電流伝送マイクと5.6MHz DSDによる高音質録音です。　オトテールは1674年に生まれ、ルイ14世の治世からヴェルサイユ宮殿での演奏をにない、木管楽器のための数々の作品を生み出し、特に木管楽器の室内楽を創出した最重要音楽のひとり。17世紀末、木管楽器の構造が円柱から円錐に代わり、それによって音域が広がり、半音階の演奏が容易になり、音色の柔軟性が高まるという大変革が起こりました。オトテールはその新しい木管楽器の指南書や曲集、教本を出版しておりました。2024年はオトテール生誕350年。あらためてその音楽の魅力を、名手たちによる演奏でお楽しみいただきます。　1980年代のアムステルダムに学んだ日本の名手、本村睦幸は、アルバム『無伴奏リコーダー600年の旅』で聴かれるように、中世から現代音楽までの幅広いレパートリーを持ちますが、近年は特に、盟友のリコーダー製作家、斉藤文誉が18世紀リコーダーの最新の調査に基きオリジナル通りのピッチや運指で作る楽器の数々を愛用し、それにふさわしいレパートリーを探求しています。ワオンレコードからの7番目リリースとなる本アルバムでは、新たに製作されたフランスのリコーダーのコピーを用いるなど、その成果が反映されています。　ヴィオラ・ダ・ガンバの上村かおりは、東京とブリュッセルで学び、現在はブリュッセルを拠点に、全ヨーロッパのみならず、南北アメリカ、アジア、オーストラリアの各地で活躍しています。リチェルカール・コンソート、レザール・フロリサン、レ・タラン・リリック、ル・ポエム・アルモニク、オランダバッハ協会など著名な演奏団体との共演も多数。近年は『優 Yuu』、『鏡 Kagami』と題したアルバムをリリースし、ソリストとしての新境地を開拓中です。　チェンバロの郡司和也は、東京藝大とリヨン国立高等音楽・舞踊学校で学び、2010年にはブルージュ国際古楽コンクールでチェンバロ部門の最高位を受賞。現在はリヨンを拠点とし、オーヴェルニュ室内管弦楽団、トゥーロン・オペラ座、サンテティエンヌ・オペラ座をはじめ、フランスの複数のアンサンブルと定期的に共演するほか、2018年にはラジオ・フランスのスカルラッティ全曲録音のソリストのひとりとして抜擢されるなどソリストとしての活動も広げています。（販売元情報）【収録情報】オトテール：● 組曲 ハ短調 Op.5-2 *2 † 3ジャン＝バティスト・ド・ブセ：● 私のため息、私のやるせない恋の言葉 *4 † 1オトテール：● 組曲 へ長調 Op.2-1（原調：ニ長調） *1 † 1● プレリュード ト短調 *3 † 2ミシェル・ランベール：● 岩山よ、おまえたちには聞こえないのか *4 † 2オトテール：● 組曲 変ロ長調 Op.2-3（原調：ト長調） *1 † 2● すべての音度上の終止形を含むプレリュード ト短調 *3 † 2● 組曲 ト短調 Op.2-5（原調：ホ短調） *1 † 2● 組曲 へ長調 Op.5-3（原調：ニ長調） *2 † 1ジャン＝バティスト・ド・ブセ：● どうして？ 優しい小夜鳴鳥よ *4 † 3　*1：トラヴェルソとその他の楽器のための通奏低音を伴う曲集 第1巻 作品2 新版（1708/1715）　*2：トラヴェルソとその他の楽器のための通奏低音を伴う曲集 第2巻 作品5（1715）　*3：トラヴェルソ、リコーダー、オーボエや他の高音楽器によるプレリュードの技法 作品7（1719）　*4：トラヴェルソの2重奏、3重奏用に古今最高の作曲家たちから引用したエールとブリュネット集（1721）　本村睦幸（リコーダー）　使用楽器：　† 1：f’管アルトリコーダー：斉藤文誉、2023年アムステルダム、作者不詳のフランスの楽器のコピー　† 2：f’管アルトリコーダー：斉藤文誉、2023年アムステルダム、リッパートのコピー　† 3：c’管テナーリコーダー：斉藤文誉、2016-2023年アムステルダム、ステインズビーJr.のbフラット管テナーを短縮したコピー　上村かおり（ヴィオラ・ダ・ガンバ）　使用楽器：フランソワ・ボダール、2000年ベー、ジョージ・ギブズのコピー7弦に拡張　郡司和也（チェンバロ）　使用楽器：デヴィッド・レイ、1985年パリ、ブランシェのコピー　録音時期：2023年7月25-27日　録音場所：東京、品川区立五反田文化センター、音楽ホール　録音方式：ステレオ（DSD）　5.6448MHz DSD Recording & 192kHz 24bit Editing　Microphones : PureT Records current transmission microphones with Schoeps MK2H capsules, designed and manufactured by Tadaharu Mouri (PureT Records), 2015 (last modified 2018), Tokyo　Stereo setting : A-B stereo　Preamplifier : PureT Records PT-CMP01, designed and manufactured by Tadaharu Mouri (PureT Records), 2015 (last modified 2016), Tokyo　AD converter : Mytek Digital Brooklyn ADC　Recorder : TASCAM DA-3000　Master clock : Grimm Audio CC2　DSD/PCM to PCM converter : Weiss Saracon-DSD曲目リストDisc11.組曲 作品5の2 ハ短調 プレリュード Lentement - Vivement/2.組曲 作品5の2 ハ短調 アルマンド Tendrement/3.組曲 作品5の2 ハ短調 サラバンド/4.組曲 作品5の2 ハ短調 メヌエット I - II - I/5.組曲 作品5の2 ハ短調 ガヴォット Tendrement/6.組曲 作品5の2 ハ短調 ロンドー/7.組曲 作品5の2 ハ短調 ジーグ/8.「私のため息、私のやるせない恋の言葉」/9.組曲 作品2の1 ヘ長調 (原調:ニ長調) プレリュード Lentement - Gay/10.組曲 作品2の1 ヘ長調 (原調:ニ長調) アルマンド 「王家」 Gracieusement/11.組曲 作品2の1 ヘ長調 (原調:ニ長調) ロンド 「オルレアン公」 Gay/12.組曲 作品2の1 ヘ長調 (原調:ニ長調) サラバンド 「アルマニャック伯」/13.組曲 作品2の1 ヘ長調 (原調:ニ長調) ガヴォット 「ムードン」/14.組曲 作品2の1 ヘ長調 (原調:ニ長調) メヌエット 「ブリオンヌ伯」 I - II - I/15.組曲 作品2の1 ヘ長調 (原調:ニ長調) ジーグ 「陽気」/16.プレリュード ト短調/17.「岩山よ、おまえたちには聞こえないのか」/18.組曲 作品2の3 変ロ長調 (原調:ト長調) アルマンド 「サン・クルーの滝」 Pique/19.組曲 作品2の3 変ロ長調 (原調:ト長調) サラバンド 「ギモン」/20.組曲 作品2の3 変ロ長調 (原調:ト長調) クーラント 「無関心」 Legerement - ドゥーブル/21.組曲 作品2の3 変ロ長調 (原調:ト長調) ロンドー 「嘆き」 Tendrement/22.組曲 作品2の3 変ロ長調 (原調:ト長調) メヌエット 「愛らしい子」/23.組曲 作品2の3 変ロ長調 (原調:ト長調) ジーグ 「イタリア風」/24.すべての音度上の終止形を含むプレリュード ト短調/25.組曲 作品2の5 ト短調 (原調:ホ短調) アルマンド 「ショーヴェ」/26.組曲 作品2の5 ト短調 (原調:ホ短調) 「メサンの人」/27.組曲 作品2の5 ト短調 (原調:ホ短調) ロンドー 「いたずらっ子」/28.組曲 作品2の5 ト短調 (原調:ホ短調) ジーグ 「ペルージュの人」/29.組曲 作品5の3 ヘ長調 (原調:ニ長調) プレリュード Lentement/30.組曲 作品5の3 ヘ長調 (原調:ニ長調) アルマンド Gay/31.組曲 作品5の3 ヘ長調 (原調:ニ長調) クーラント/32.組曲 作品5の3 ヘ長調 (原調:ニ長調) グラーヴ/33.組曲 作品5の3 ヘ長調 (原調:ニ長調) ジーグ/34.「どうして? 優しい小夜鳴鳥よ」