【輸入盤】 Mary Lou Williams マリールーウィリアムズ / Zodiac Suite 【CD】

出荷目安の詳細はこちら商品説明不世出の女性ピアニストが生み出したジャズ史に残る重要作！セロニアス・モンク、ディジー・ガレスピー、チャーリー・パーカーなど、名だたる巨星たちのメンターであったことでも知られる不世出のピアニスト／作曲・編曲家、メアリー・ルー・ウィリアムス（1910-81)。わずか2、3歳にしてピアノを弾きあげた神童としてミンストレル・ショウ・シーンに現れた彼女は、やがて女性ジャズ・ピアニストの草分けとしてメジャー・シーンに登場し、1930年代スウィング、40年代モダン・ジャズ、50年代ビバップ、60年代レリジャス・ジャズ、70年代にはファンクやモーダルと常に新たなるジャズ・サウンドをイノヴェイト、ジャズ界に多大なる影響を及ぼしてきました。あの大巨匠デューク・エリントンも〈カテゴリーを超越した普遍性を持つ、まるで魂の塊そのものとしか言いようのないサウンド〉と絶賛し、辛口評論家からも〈彼女のサウンドは常に時代の少し先を進み続けているが故に、決して古びることがない。まさに恒久的な現代性を有している〉と評された彼女。このように多くのジャズメンから敬愛され、賞賛を受けてきたメアリー・ルーですが、人種差別や女性蔑視というバイアスが災いし、世間的な知名度は今ひとつのままで終わってしまったというのも事実です。そんな彼女の偉大な才能をより多くの人に知っていただくべく、弊社は2020年、彼女の代表作『アンデスの黒いキリスト』（1963年)、『ゾーニング』（1974年）、そして『メアリー・ルーのミサ』（1975年）の3作をご紹介してきました。前述の3作は彼女が50代半ばから60代半ばまでにかけてリリースした、いわば円熟期の作品となりますが、今回ご紹介するのはメアリー・ルーが35歳にして手掛けた初リーダー作、1945年にAsch Recordsよりリリースされた『ゾディアック・スウィート』です。この作品のテーマは〈黄道十二宮〉。12星座の名前を冠した組曲形式全12曲が並び、それぞれの楽曲は各星座の性質を音楽化したものとなっています。各星座のモデルとなった彼女の友人（アーティスト）たちは、牡羊座：ベン・ウェブスター／ビリー・ホリデイ、牡牛座：デューク・エリントン、双子座：ショーティ・ベイカー、蟹座：レム・デイヴィス、獅子座：ヴィック・ディケンソン、乙女座：チャーリー・パーカー、天秤座：アート・テイタム／ディジー・ガレスピー／バド・パウウェル／セロニアス・モンク／ジョン・コルトレーン、蠍座：エセル・ウォーターズ／キャサリン・ダナム／アル・ルーカス、射手座：エディ・ヘイウッド、山羊座：パール・プリムス／フランキー・ニュートン、水瓶座：アル・ホール／アーサ・キット、魚座：アル・ホール／バーニー・ジョセフソン。交友関係が広かったメアリー・ルーの観察眼と分析力、多くのアーティストたちから慕われた彼女であるからこそ持ち得る親愛の情が各楽曲に込められています。ピアノのメアリー・ルーをリーダーに、アル・ルーカス（ベース）、ジャック・パーカー（ドラムズ）というトリオ編成での録音になります。音楽性としてはジャズでありつつもクラシックの音楽要素を加味した精緻な作曲／楽曲構築とそれに付随する洗練性、さらにはジャズならではの親しみやすさ、後の彼女を予見させる前衛よりのタッチなども散見されますが、一貫して彼女の持つ繊細な想像力とノーブルでエレガントな感受性を感じ取ることが出来る作品であると言えます。さらにこの作品は、その後オーケストラ形式で演奏されるなどし、ジャズ史に残る重要作品として発展を遂げて行きました。本作はオリジナルの12曲に加え、オルタネイト・テイク5曲を追加した17曲構成。ジャズ・ファン必携の重要作です！・日本語解説／帯付き(メーカー・インフォメーションより)曲目リストDisc11.Aries/2.Taurus/3.Gemini/4.Cancer/5.Leo/6.Virgo/7.Libra/8.Scorpio/9.Sagittarius/10.Capricorn/11.Aquarius/12.Pisces/13.Aries/14.Cancer/15.Virgo/16.Scorpio/17.Aquarius